大雨のあと

長く続いた雨。しかも降水量の多さがハンパなかった8月の雨。

ようやく落ち着いてきた雨。当分の間は勘弁して大雨。

雨が止んでも曇り空が続く日曜日に友の会メンバー少数精鋭で

状況確認と整備をする為に山麓部の谷山尾根から谷山谷にかけて

それぞれ用具を持って歩いて登りました。

山のハイキング道は案の定荒れていました。

倒木でハイキング道が塞がれて歩き辛い箇所

なぎ倒された木々や枝や葉で視界が悪くなっている箇所

流れる大量の水で大きく抉られ深い溝になっている箇所

いつも台風や大雨の後に山に入るとこの様な光景が広がっており

自然の力の壮絶さが身にしみると共に、悲しく心が掴まれる思いになります。

里山での活動をするにあたり多く口にする言葉「共存」とは

自然の力も合わせての共存なんだと改めて感じます。

登っていくと猪ががんばって掘り起こした形跡がたくさん。

このパワーをぜひdigに活かしてほしいと心でつぶやいてしまいます。

さらに登ると倒木と折れ木が次々とあらわれました。

折れ木とその葉でハイキング道が塞がれ視界が悪い箇所がたくさん。

倒木や折れ木はかかり木になっている事が多く単に切ればいいと言うものではありません。

「これ切ったらどうなる。」「ここから切って徐々に攻めていこう」など

切る前は必ず作戦会議をしてから実行します。まずは安全が一番なので。

切る場所から離れていても切った木が跳ねてくる場合もあるので細心の注意が必要です。

【作業前】

【作業後】

ハイキング道を跨ぐ様に倒れる木

どこから切るのか、切った後の木はどこに置くのかを決めてから作業に取り掛かります。

【作業前】

切った木は水も含んでいるので相当重い。

スリングを利用してあらかじめ決めていたハイキング道の支障のない場所に運びます。

【作業後】

今回の作業では一番難関だったかもしれません。

横からも上からも木が絡まってぶら下がっています。

【作業前】

上からぶら下がっている木は

もともと朽ちいてる木だったので地面の落ちた瞬間にボロボロに。

放っていたら歩いている人の頭上に落ちてくる可能性もあったので

今回、撤去できてよかったです。

【作業後】

他にも倒木雑木かかり木が多くありましたが

ハイキング道として通るのには問題なく通れる様になりました。

ただ、今回の大雨で緩んでいる木々があったり

緩んでいる地面があったりします。

少しの雨風で山の様子が変わる可能性もありますので

通られる際には十分にお気をつけください。